25日は「鯖江市日中友好協会」の総会へ

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25日は「鯖江市日中友好協会」の総会でした。私は20代の頃に中国・北京大学に留学しており、その後、新聞記者になってからは中国共産党の覇権主義に厳しく対峙してきました。ただ、それはそれ。草の根レベルでの日中友好の必要性には疑問の余地はありません。故に日中友好協会の会員にもなっています。


この日は総会なので、決算や予算案の承認などが続き、最後に福井県立大学の加藤健太郎・准教授の講演がありました。いまの中国の状況をコンパクトに解説した内容で、新しい世代の“チャイナ・ウオッチャー”らしく、総花的に数字を拾った分析でした。


講演後、質疑応答の時間が設けられていたので、日本の富の中国への流出について、准教授の見解を問いました。中国人による日本の不動産投資の話ではありません。太陽光発電の仕組みを通して、中国へどんどんお金が流れているという話です。


電気代にはいま、「再エネ付加金」が上乗せされて徴収されています。払わないと電気が停まってしまうわけですから、国土を破壊していく太陽光発電に反対の人からも、再生可能エネルギーの普及に疑問を感じている人も、生活が苦しい人からも、有無を言わさず強制的に徴収してます。そのお金、まさに日本の富の多くが、中国に流れているのです。


一つは太陽光パネルの輸入を通じて、もう一つは、日本でメガ・ソーラー(大規模太陽光発電)事業を行っている上海電力などへの支払いを通じて、です。太陽光パネルについては現在、中国製品が低価格を武器に世界のマーケットを独占。国際エネルギー機関(IEA)は2022年7月、そのシェアが8割を超えていると分析した報告書を公表しており、日本で使われているのもほとんどが中国製です。

我々はここで立ち止まって、メガソーラーのメリット、デメリットをもう一度よく考える必要があります。景観を破壊する、施工が悪いと土砂災害を引き起こす、加えて、国民全員から徴収されている「省エネ付加金」が国民全員に還元されるわけではなく、メガソーラーを整備できる資金力のある一部の人たちに儲けに消えているからです。


政府は相も変わらず、「脱・二酸化炭素」、「カーボン・ニュートラル」実現のため、「再エネ最優先」を掲げていますが、実は太陽光パネルを並べることが本当に「脱炭素」に繋がるのか、それ自体が極めて怪しい。というのも。世界的シェアを握る中国製のパネルは、製造時に大量の二酸化炭素を発生させているのですから。


太陽光パネルの主原料である結晶シリコンの製造時には、大量の電気を使用しますが、中国ではその電気の多くを、二酸化炭素排出量の多い石炭火力発電に頼っています。パネル用のシリコン工場をたくさん抱える新疆ウイグル自治区には、工場のすぐ隣に火力発電所、そのまた隣には石炭の炭鉱があります。つまり、中国製パネルは“二酸化炭素の塊”なのです。


政府は、パネル製造の過程やメガソーラー建設時の過程の二酸化炭素発生量はないと見なしてよい、としていますが、それは詭弁です。パネルを作れば作るほど、二酸化炭素をどんどん排出している事実は動かしようがありません。その排出量、それを相殺するには10年を要するという計算まであり、実際はまったく無視できるような量ではありません。


また、中国製パネルには、中国政府によるウイグル人の強制労働がその低価格を支えている、という別の問題もあります。ウイグル人の人権侵害については国際的に問題視されていて、米国では「ウイグル強制労働防止法」まで成立、2022年6月に施行され、現在は新疆ウイグル自治区に関与する企業の製品の輸入が禁止されています。輸入禁止、ですよ!


そして、もう一つ重要なことを忘れています。太陽光パネルで地上を覆うことをみんな良いこと、と思っていますが、その行為は一方で、実は大気中の二酸化炭素を大量に吸収してくれている日本の緑、森林を破壊することです。


この時点ではっきり解っていることは、中国製パネルは、製造過程で大量の二酸化炭素を排出し、ウイグル人を酷使することで低価格を実現していること。いまの日本は、そんなパネルを“脱・二酸化炭素”の救世主のごとく有り難がって増殖させている。しかも、我々から有無を言わさず徴収されている「再エネ付加金」の多くが日本にある中国のメガソーラーを通じて流出しているということです。


そこまで考えると、「脱・二酸化炭素」推進はいったい誰のため?、という話です。中国系のメガソーラーが増えれば、日本の電力供給網に中国の影響力も及んでくる。それを解っていながら、国産パネルの普及を促すわけでもなく、中国企業の参入を制限するわけでもない…。そこには目を瞑り、太陽光発電の普及に邁進するいまの動きは(東京都は新築の住宅へのパネル設置を義務付けます)なぜなのか?、なんとも嘆かわしい状況です。


ここまで、なんとも酸っぱい話を書きました。最後に中国絡みの、いい話も一つ。人の繋がりというものを改めて感じさせてくれる、考えさせてくれるとても良いテレビ番組に出逢ったのです。NHKの人気番組「72時間」の、6月21日に放送された「中国/がん専門病院/路地裏の貸し台所」。中国人も情に厚いのだ、とても救われた想いになりました。泣けました。


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