北陸新幹線を考える(1)人の流れはどうなる
土曜日と日曜日、サンドームふくいで「SEKAI NO OWARI」のコンサートがあるので、北陸新幹線の「越前たけふ駅」、ハピラインの「鯖江駅」に出掛けました。北陸新幹線の敦賀延伸後、サンドームふくいでコンサートが行われるのは初。二つの駅への、人の流れがどうなるのか、それを自分の目で確かめるためです。
ハピラインの混雑がひどい、という話を、最近あちこちで聴きます。それも当然。これまで特急列車が鯖江や武生に運んできていたお客さんが2両編成のハピラインの列車に乗り込んでくるわけですから。なので、コンサートがある場合、京阪神や中京から「敦賀駅」に到着したお客さんを、最寄り駅の「鯖江駅」までハピラインの2両編成の列車で運ぶことが出来るのか、それも心配でした。
しかし今回は、杞憂に終わりました。いまの時代、事前に鉄道事情をスマホで調べてくる人も多いのでしょう、(1)車での来場者が多かったこと、(2)前日から福井に泊まっている人も多いこと、(3)それを含めて、コンサート直前の便で「敦賀駅」から「鯖江駅」に向かってくる人が少なかったこと、つまり、お客さんが分散してやって来ているため、危惧した混雑は発生しませんでした。
今回、「越前たけふ駅」から会場を結びシャトルバスも初めて運行されました。開演前に「越前たけふ駅」に行って話を訊いたところ、午後から直前の便で運んだお客さんは100人ほど、とのこと。終演後は、会場近くの発着場にも行ってみましたが、最初の便は10人ほどの利用でした。新幹線で「越前たけふ駅」まで来て、コンサートにというお客さんは少ないという印象でした。
コンサート終了後、佐々木市長以下、市の幹部も「鯖江駅」でお客さんの誘導に当たっており、取り敢えず順調に進みました。ただ、公演を行うアーティストによってはお客さんの年齢層はガラッと変わり、それによって人の流れもまた流れが変わってきます。これからしばらく、人の流れを見極める動きを続けていきます。
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