市議会「6月定例会」の一般質問で「五郎丸踏切」周辺の渋滞、危機管理監の位置付け、神明苑の今後について、を取り上げました
きょう12日は「6月定例会」の4日目、私の一般質問の出番が回ってきました。今回は質問は3つ。(1)「五郎丸踏切」周辺の渋滞について、(2)危機管理監の位置付けについて、(3)神明苑の今後について、です。
踏切については、基本的に鉄道会社の問題では?、行政の関わることが出来ないのでは?、と考える方もいるかもしれません。しかし、いま県内を走っている鉄道は「JRの鉄道ではなく」、県や県内の市町が出資する「ハピライン」の経営です。鯖江市も株主で、市長は役員会の12人のメンバー。ということは、その経営に大きく関与出来るわけです。故に市長に取締役として「ハピライン」に提案できることは何でもやってもらいたい、その想いで議会で取り上げています。
踏切の問題は、何も「五郎丸踏切」だけの問題ではありません。長く遮断機が下りていることで、市民が失っている時間をどう考えるかの問題でもあります。市内全域の遺失時間を積み重ねると、相当な時間になります。その中で「五郎丸踏切」を取り上げたのは、私の独自調査の中で、数ある踏切の中で渋滞が事故を招来する怖れが最も高い場所と思っているからです。
今回は議場に図面を持ち込みました。以下のパネルで、「五郎丸踏切」で起きていること、遮断機が長く降りることになる原因を解り易く説明してみました。
ご覧の通りで、遮断機が下りている間に渋滞が起き、そこをどう通り抜けようかという車が飛び出してくることで、事故に繋がり兼ねない“ヒヤリハット”が起きているのです。また、どっちが先に行くかの譲り合いで車の流れが滞るということもあります。そんな状況を抜本的に変えるには、信号を新設して交差点化するといったことが考えられますが、その前にまずは出来ること、それは遮断機の降りる時間を短縮するための方法を模索することなのです。
現実、福井方面からやってきて鯖江駅に停車する列車の場合、遮断機は3分間降りている。そこに敦賀方面から列車が同時に走ってきた場合は、より長く遮断機が上がらないということになります。その時間、5分。カップ麺が、いや、どん兵衛の麺がたっぷりと出汁を吸ってフニャフニャになる時間です。
一方、鯖江駅を通過する列車が走ってきた場合、遮断機は1分20秒しか降りません。つまり、停車にかかる時間が上乗せされることで、3分になってしまうのです。ということは、どのタイミングで遮断機が降りるか、それを探ることになりますが、それを資料3で解説しました。要は福井方面から敦賀方面に向かう「通過列車」が踏切に到達する時間、そこから逆算して遮断機が下りる設定なのです。そのため、「停車列車」の時には、停車に関わる時間が上乗せされてしまっているのです。
今回は質問の中で、JR各社が随時導入してきた新しいシステムである「賢い踏切」の導入を、市長からぜひ促して欲しい、と提案しました。「賢い踏切」は通過列車と停車列車を区別し、停車列車の場合は、遮断機を下ろすタイミングを遅らせるようになっているからです。
一方、2つ目の質問は、危機管理監が4月の機構改革で総務部長兼務からから市民生活部長の次長兼務になったことの理由、その影響を検証するためです。災害の発災時にはとにかく、多くの指示が可能な限り無駄なく、現場に伝わることが肝要です。その意味では、今回の機構改革で、危機管理監の上に市民生活部長というワンクッションが新たに生まれました。それが悪く影響しないのか、よりシンプルな仕組みに再改変を模索してはどうか、それを訊きました。
3つ目の質問は、神明苑の存続について。存続に向けてどんな模索が行われているのか、それを広く市民に知ってもらいたい、との思いからでした。6月補正予算に新たな温泉掘削に向けての調査費が計上されています。まずはその意味、具体的に何をするのか、それを訊きました。また、最後に、神明苑は基本的にどういう施設をめざしているのか、それを問いました。
当日の様子は「鯖江市議会」のYouTubeチャンネルで!
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