ヤクザ映画は難しい

このところ耳に異常が出て、机に齧り付けません。生まれて初めての異変にオロオロです。で、気分転換を兼ねて、ラジオの収録の後、公開を心待ちにしていた映画「孤狼の血」に立ち寄ったのですが……。

うーん、ヤクザ映画は難しいですね。役者は全力投球、そのお陰で濃厚な味付けに仕上がっていてそれはそれでお腹いっぱいなのですが、今回も適役ばかりのように見えて、まだ他に適役がいるのではないか、と考えてしまいます。しかも、これだけの熱演が積み重なっても、やはり原作の持つ吸引力には太刀打ちできないことを痛感します。文字から湧き上がる想像力の方が強いことを。

ぐいぐい食い込んでくるような文章で綴られているわけではないんですよね、柚月作品は。どちらかというと淡泊。しかし、読み手をどんどん物語の中に引き込んでしまう魔力を秘めています。映画を見たならなおさら、ぜひ一読を。

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